エネルギーヒーラー・DORCAS KEY〈ドルカス・キー〉インタビュー

ヒーリングは、古来からあるメンテナンス法


ライター福田(以下、福田)
本日はよろしくお願いします。

ドルカス・キー(以下、キー)
よろしくお願いします。録音されているから、なんだか刑事ドラマの事情聴取みたいですねえ(笑)緊張しちゃう。

福田
事情聴取ではなく、取材です(笑)じつはヒーラーさんに取材をするのは初めてでして。取材以前に、ヒーリングも受けたことがないし、そもそも「ヒーリング」って何なんだろう?という感じなんですが・・・今日は、そんな私だからこそ浮かぶ、率直というか、素朴な疑問に答えていただけたらいいなと思っています。

キー
もちろんです。私に答えられることだったら何でも。

福田
ありがとうございます。さっそくなんですが、キーさんのところで受けられるKEYスピリチュアルの中の「KEYヒーリング」って、どんなものなんですか?

キー
「KEYヒーリング」という名前でオリジナルの遠隔エネルギーヒーリングをさせていただいています。福田さんにとっては「ヒーリング」自体が馴染みのない言葉かもしれませんが、じつは人間は古来から自然とヒーリングに触れてきたんですよ。アボリジニや、ネイティブアメリカンだけじゃなく、昔の人はみんながみんなそういう感覚を持っていたんだろうと思うんです。来月ちょうど節分があるけれど(取材時:1月下旬)、節分もある種のヒーリングですよね。

福田
「おにはーそと、ふくはーうち」っていう、節分ですか?

キー
そう、そう。「鬼は外、福は内」で、”鬼”を外に出す作業ですよね。ヒーリングは「浄化」という言葉にも置き換えることができますし、その方がより一般的かもしれません。人間の社会にいると、情報、感情、空気、いろいろなものが入ってきます。必要なものも、本来は必要でないものも。だから「出す」ということがとっても大事なんですよね。

福田
社会では、必要でないものも入ってくる・・・。いまの私には、すごく心に刺さる言葉です。

キー
お心当たりがおありなんですね(笑)

福田
はい、かなり(笑)私は普段会社員としして働きながらフリーライターをしていまして。フリーランスで仕事をする分には自分一人ですし、誰にも気兼ねなく働けるんですが、それに比べると会社員てすごく厄介だなあと感じるんです。何が厄介かって、ダントツで人間関係ですね。言葉にしないんだけれど、雰囲気で感じ取ってしまうことが度々あるんですよね。直接言われた訳でもないし、ましてや自分が関係ないんだったら放っておけばいいんですけど、なんだか心がざわついてしまうんですよね。それが最近すごくストレスで。

キー
福田さんは、「空気」に敏感な方なんですね。

福田
うーん、そうなんですかね?自分では意識したことがないのですが・・・。

キー
最近よく日本でもHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)という言葉を耳にしますけれど、福田さんのように繊細な感覚を持っていて、周りから影響を受けやすい方って、じつはすごく多いんですよね。私のヒーリングでは、エネルギーを使って福田さんが感じているような人の感情や空気を外側へと出します。その人の持つエネルギーをゼロの地点に持っていく・・・あるいは、さまざまな色が付いているキャンバスを、最初の真っ白な状態に戻す、というイメージに近いと思います。

福田
このモヤモヤが本当に外に出るんだったら・・・すごく素敵です。でも一方で、私のこんな悩みなんて、「悩み」というほどではないんだろうなあというのもあって。だって、会社で働いていたら人間関係の悩みなんてあって当たり前じゃないですか?人に相談するほどのことでもないのかなあって。でも、モヤモヤするのは本当で。

キー
うん、うん。私も長く組織に所属して仕事をしてきましたから、そう思う気持ち、とってもよくわかります。でも、悩みに大きさはないんですよね。それは自分ではない他人の物差しであって、いま福田さんご自身が「悩みだな」と感じるのであればそれは悩みですし、同時に超えていくべき課題の一つだという場合もあると思います。

福田
そう言ってもらえるだけで、なんだかふっと肩の力が抜けた気がします。会社のあれこれで疲れてしまったら、気軽にヒーラーさんのところに相談しにいくというのも、これからは選択肢の一つなんですかね。

キー
そう思います。海外ではカウンセラーやヒーラーのところに行くことは決してめずらしいことではなく、日常の中にあることなんですよ。でも、決してその悩み自体をおおごとにすることはなくて。たとえば「解決するには○回通わなくちゃいけない」とか「大きなカルマ(因縁)があるから、まずはそれを取り除かなくちゃいけない」とか。もちろんそれが有効なこともあるんですけれども、まずは一度ヒーリングを受けて、余計なものをシャワーのように洗い流して「ああ、すっきりしたな」「浄化されたな」という感覚を体験していただきたいなと思っています。日々のメンテナンスとしてお受けいただけたらいいなと思っているんですよ。

福田
なるほど。今回制作会社からインタビューの話をもらったときに、「ヒーリング」という言葉にものすごいスピリチュアルな感じを受けたんです。自分が普段触れないものだから、そういう世界にちょっと不安がありますし、実際ヒーリングって何をするんだろう?って思いもあって。でも、ヒーリング自体がじつは古来からの知恵で、日常の中のメンテナンスとして受けるような気楽なものなんだと思ったら、受けてみたいなという気持ちになってきました。


人間はいつもエネルギーの影響を受けている


福田
じつはさっきから左足の下の方からビリビリした感じがするんですけれど、これって・・・?

キー
はい、私を通して流れているエネルギーです。会話をすることで福田さんと私の意識がつながっている状態ですから、そういう時には自然と流れてしまうことがあるんですよ。

福田
やっぱり!うわあ、すごいですね。こんな感じなんだ。び、びっくりです。

キー
ごめんなさいね、驚かせてしまって(笑)もちろん人によっては感じない場合もありますし、福田さんのように肉体の感覚として感じる場合もあります。

福田

えええええ・・・!?なんだか、今日は不思議体験づくしです・・・。でも、エネルギーって本当にどこにでもあるものなんだな、というのを身をもって今体験した気がします。

キー
人間自体もエネルギーでできていますからね。エネルギーはどこにでもあるものですし、日々、お互いのエネルギーの影響を受け合っているんですよ。

福田
だからこそ、不要なエネルギーを受けてしまったら「出す」「浄化」ということが必要になってくる訳ですね。

キー

その通りです。たくさんの同調するエネルギーがあれば、影響を受けて引っ張られてしまう場合があるんですよね。これは怖いことではなくて、エネルギーの性質として常にあることなんです。

福田
それでいうと、私は春先が苦手です。春の空気って、なんとなく急かされている感じがするんですよね。なんだかこう、自分も新しいことを始めなきゃいけないとか、去年より進歩していなきゃいけないとか、そういうせかせかして焦らされてしまうみたいな空気を毎年感じてしまうんです。だから鬱になるって感じでもないんですけど、居心地の悪さを感じるんです。

キー
わかりますよ。4月で疲れてしまって、五月病になる方も多いですものね。日本の場合は春の4月が入学や就職のシーズンですから、みんなが新しい環境にワクワクしながら不安や焦りもあるという状況です。そういうたくさんのエネルギーから、福田さんのエネルギーも影響を受けているんだと思いますよ。

福田
なるほど・・・。生きていく中で、理由はないけどなんとなく落ち込みがちとか、逆に理由なくテンション高くなったりするときって、じつは外のエネルギーの影響を受けていた、なんてこともあるんですか?

キー
もちろん、あります。でも本来は、自分の軸がある限り、たとえば「みんなは4月にスタートするけど、私は私でのんびりやっていくんだ」と心から思えていれば、そこまで大きく影響されないですよね。自分軸をしっかりと持つということも、エネルギーを浄化すること、ヒーリングすることと同じくらい大切だし、自分を守る有効な手段なんじゃないかなと思います。


人生はヒーリング、浄化のくり返し


福田
「自分の軸」かあ。それって、自分の強い意志、とか、曲げられない思い、みたいなものですか?

キー
そういう言葉でも表現できますね。エネルギー的には、よく「グラウディング」と言います。

福田
でも、これまた「社会で生きていると」という話になるんですが、なかなか自分の軸を通すって難しい場面も多いです・・・。

キー
おっしゃる通りだと思いますよ。特に会社に所属をされてお仕事していると、自分の軸で動けない場面なんてたくさんありますよね。でも、そこで「ああ、どうしよう。自分の軸でいられなかった。こんなネガティブな自分はだめなんじゃないか」って悩む必要はまったくないですからね。自分軸でない自分も、ネガティブな自分も、あって当然です。「そんな自分も結構ありじゃん!」という具合で、まずは認めてあげてほしいんです。だって、人間ですもの。

福田
心当たりがありすぎて、胸が詰まります。キーさんは、会社員としての私の悩みに共感してくださっているなと思うんですが、どんなご経歴をお持ちなんですか?

キー
国家資格を有するソーシャルワーカー(相談員)として長年にわたり、病院や在宅介護、デイサービス、老人ホーム、障害福祉と、ほとんどの施設に関わってきました。福田さんがおっしゃっていた職場の人間関係の悩みもありますし、入所されている方だけではなく、周りのご家族や親族の方についても把握して密なコミュニケーションを取っていくのが仕事ですから、人間関係のいざこざもたくさん見てきました。もちろん、自分自身も「悩む」ということをたくさん経験してきましたよ。シングルマザーとして子供を育ててきたこともあり、いま考えると、体力的にも精神的にも本当に大変だったなと思います。

福田
ソーシャルワーカーさんには、祖母が介護施設に入所したときとてもお世話になった思い出があります。親身に相談に乗っていただいて非常にありがたかったんですが、ふと「ソーシャルワーカーさんは色々なことの調整役をしているから、きっと大変なんだろうなあ」とぼんやり考えたことがあったんです。そこにお一人で子育てとなると・・・心から尊敬します。

キー
ありがとうございます。大変でしたけれども、私自身の魂は、医療や福祉・・・そういった「奉仕」の世界で生きることを望んで生まれてきているんですね。それが自分の因縁(カルマ)を落とすことにつながっているんです。なんていう言い方をするとすごくスピリチュアルな感じに聞こえると思うんですが、今を生きることによって、それもまたヒーリング、浄化につながっているのだと思ってもらえるといいかと思います。

福田
なるほど。めちゃくちゃ深いですね。そこから、なぜヒーラーさんに転身されたんでしょうか?

キー

一番のきっかけは、本来備わっていた霊視、霊聴能力を開く転機ともなった幾多の霊的現象を乗り越えなくてはいけないために、自分のカルマと向き合い、スピリチュアルを探求した結果、霊格を上げることと共に、霊視、霊聴能力をコントロールできるようになったことです。

オリジナル遠隔エネルギーヒーリングはその時に得られました。これは決して、スピリチュアルティーチャーを目指してとか、占い師になりたいからということではなく、自分が好むとか好まざるとかに関わらず、大きな流れの中で自分が乗り越えなければならない壁でもありました。

福田

ええっ!!そんなことがあったんですね!それで、今のタイミングでヒーラーさんに転身されたんですね?

キー
実はこのコントロールができるようなってきたのは6年前くらいで、その頃からスピリチュアルを生業とする霊能者やヒーラーから依頼を受け、霊視及びヒーリングを行っていたんです。

また、2年半前から、祈りの中で日々降りてくる言葉を、趣味で撮り続けている写真に付けて、インスタグラムで「私のスピリチュアルひとり言」を投稿してきました。

その中で、風の時代の到来とともに、より多くの方が自分自身に還れるよう、【KEYスピリチュアル】をオープンしました。

福田
すごい。その道のプロの方がキーさんを頼っているんですね。「私のスピリチュアルひとり言」を、この取材の前に拝見したんですが、お写真もすごく素敵だし、なんだかあたたかくも厳粛な雰囲気というか・・・独特な感性を感じて、じっくり見入ってしまいました。

キー
そう言っていただけるとうれしいです。

私にとっては、霊視やヒーリングはごく自然の、日常の一部なんです。

福田
なるほど。「ヒーラー」と聞くと、自分からはすごく遠い存在だし、得体の知れなさみたいなものを感じていたんですが、今日キーさんとお話してすごく安心感がありましたし、お話もすごく楽しかったです!

キー
ありがとうございます。こんな感じで大丈夫だったかしら・・・。

福田
大丈夫です、大丈夫です。終わってから記事にまとめるのが楽しみですし、私自身も今後クライアントとしてヒーリングを受けてみたいなと思いました。

キー
うれしいです。記事、楽しみにしていますね。

福田
キーさんの雰囲気も一緒に届けられるように頑張ります!今日はありがとうございました。

キー

ありがとうございました。


取材・執筆:福田歩惟(JIJI WORKS)

KEY Spiritual Official

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